悪夢の世界へようこそ。

「エルナダート」はMagic: The Gathering (MTG)の非公式自作セットです。これは地下世界エルナダートと、そこに迷い込んでしまった年若いプレインズウォーカーの脱出劇を描いています。


●セット枚数 296枚
(通常カード229+両面カード47+基本土地20)

パック構成
(通常)コモン 8枚
(両面)コモン 2枚
(通常)アンコモン 2枚
(通常)レアか神話 1枚
(両面)アンコかレアか神話 1枚
基本土地 1枚
計15枚


●モチーフ
ルイス・キャロルの「不思議の国のアリス」及び「鏡の国のアリス」を題材としています。
ただし童話のようなかわいらしい世界ではなく、危険で不条理な闇の世界となっています。

この洞窟世界(単一の次元なのか、「地上」が存在するのかどうかもわかりません)は閉ざされており、プレインズウォーカーでさえもそこからプレインズウォークすることができません。


●想定する環境
リミテッドとブロック構築だけを想定しています。公式のセットと混ぜてのスタンダードは想定しません。(この世界は閉ざされているのです。)
最近の公式のエキスパンションや基本セットは前後のセットとの連続性を意識して作られており、そこに想定外のセットを組み合わせたとしてもうまくいかない部分が出てくると思うからです。

とはいえ、カードのパワー・レベルはおおよそ最新セットに準拠します。(赤の1マナ火力は《稲妻》ではなく《ショック》を基準とします。クリーチャーのサイズもそれに準拠します。)


●メカニズム・テーマ
「部族」をテーマとしています。原作のさまざまなキャラクターが種族として登場します。(「テーロス」でも行われていることですが、元ネタで単一の存在であってもカードゲームで扱うためには種族とすることが望ましいのです。)

また、ローウィンで一部取り上げられた「部族の協調」を推しています。
各部族はメカニズム的特徴を持ちますが、それらは自分の部族だけに作用するものではありません。(例えば、ローウィンのゴブリンはゴブリンが死亡したときにのみ誘発する能力を持っていました。このセットの同等の種族は、何が死亡しても同じように能力が誘発するのです。)
そしてそれらの部族特徴同士がシナジーを形成していることで、自然に部族混合デッキが作りやすくなっています。

このために、部族テーマではありますが部族を名指ししているカードは少なめです。感覚的には、ラヴニカのギルドを部族を使ってやっているというのが近いでしょうか。

「変異」を基にしたキーワード能力もあり、メカニズム面ではオンスロート・ブロックに近いとも言えます。


●「不条理」テーマ
原作ではさまざまな「おかしなこと」が起こります――このセットではその雰囲気を再現するために、通常のマジックにはない奇妙な効果が登場します。

メカニズムとしては、無色でしか支払えないマナ・コスト、タフネスが0のクリーチャー種族、土地に置く+1/+1カウンター、等があります。

個々のカードではより奇妙なものも存在します。その特殊性から、基本的にアンコモン以上の収録になります。(これらはメカニズム的な関連性はありません。イニストラードの「13」テーマのようなものです。)

銀枠ではないので、ルール上処理できないものはありません。また、本当に意味が分からないというものもありません。使い方を理解すれば、実に有用な効果となるでしょう。


●先触れ
では最後に、マローを真似てセットの前フリをしてみたいと思います。
これがこのセットに入っているものです。

・4マナ10/6クリーチャー
・これまでにない場所から唱えられるカード
・2マナのプレインズウォーカー(ティボルトではない)
・対象の呪文を打ち消し、そのコスト分のマナを生み出す(青)(青)のインスタント
・通常のセットではありえない再録カード
・公式では廃止されたクリーチャー・タイプを持つカード

(リストはまだ固まっていないので、変更するかもしれません。)

自作セット「エルナダート」
●概要 http://bluemen.diarynote.jp/201310250540031921/
●メカニズム http://bluemen.diarynote.jp/201310250503196120/
●テンプレート変更 http://bluemen.diarynote.jp/201310250536461496/
●部族紹介
その1 http://bluemen.diarynote.jp/201311091129226102/
その2 http://bluemen.diarynote.jp/201312010043016136/
●暫定コモンリスト
白 http://bluemen.diarynote.jp/201401051454088431/
青 http://bluemen.diarynote.jp/201401051452028921/
黒 http://bluemen.diarynote.jp/201401051449448855/
赤 http://bluemen.diarynote.jp/201401051446528267/
緑 http://bluemen.diarynote.jp/201401051443055745/
その他 http://bluemen.diarynote.jp/201401051438321762/

コメント

タカハシケイ
2013年10月25日8:53

おおこれはワクワクですねー!

>通常のセットではありえない再録カード
これは……アリスだから、トランプからハートのキングが再録!とかを期待

BluE
2013年10月25日11:45

>タカハシイタオさん
トランプのカードをどう使うのか気になりますw
そこまでぶっとんではいません。些細な理由から再録できないというだけで、普通のカードです。
それと、このセットではトランプの要素は使用しないことにしています。代わりに「鏡の国~」から、チェスの要素を使用します。アリスの二次作品を見ても、トランプとチェスはいっしょくたに扱われているものが多いです。両方が入っている、というのはあまり見ませんね。

そんちょう
2013年10月25日18:44

>これまでにない場所から唱えられるカード
手札からは普通だし、墓地からもフラッシュバックやヨーグモスの意志がある。
ライブラリーから、氷河跨ぎのワームがあるし、
追放領域からは、待機や霧虚ろのグリフィン
ゲーム外からは、ウラモグの種父
アン系は無いらしいから、最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域ではないし。

戦場から唱える?スタック上で唱える?

相手の手札からとかか?それでは精神隷属機か。うーむ気になる。

オレンジ君
2013年10月25日21:08

Mana Drain再録おめでとうございます!!

BluE
2013年10月25日23:22

>そんちょうさん
いつから、最悪ゲームから徹底的に永遠に除去領域など黒枠には存在しないと錯覚していた・・・?
なんて言うかもしれませんよ?実際、公式でもテーロスデザイン初期にはニクス領域なんてものを考えてたらしいですし。
まあ言いませんけどね。消去法でいけば簡単にわかってしまうと思います(笑)

>オレンジ君
ウワーメデタイナー(棒)

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