●隠蔽/Conceal
(正面)這い茨 (5)(緑)
クリーチャー―植物 (コモン)
到達(このクリーチャーは飛行を持つクリーチャーをブロックできる。)
隠蔽(6)(緑)(緑)(あなたはこのカードを変身状態でプレイしてもよい。いつでも隠蔽コストを支払ってそれを正面に変身できる。)
3/6

(背面)洞窟
土地―洞窟
(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
洞窟世界エルナダートには、さまざまな危険が潜んでいます。

隠蔽はこのセットの両面カードが持つ能力であり、すべての両面カードが共通の背面、すなわち〈洞窟〉を持ちます。
これは、カードを土地としてプレイすることを許可します。早い話が、土地になる「変異」です。

土地事故のリスクを減らすというだけでも有用な効果でしょうが、さらにいつでもクリーチャーになれ、相手の計算を狂わせることができます。(もっとも、〈洞窟〉があることは相手も見えているので、そこに何が潜んでいるかを考えることはできます。)

これの導入に伴い、両面カードのルールを一部変更します。細かいルールは誰も興味ないでしょうから省きますが、つまりは「変異」と同様に機能させるための変更です。〈洞窟〉の正面を見ることができるのはそのコントローラーだけです。
また、ルールではなくイベント規定の変更になりますが、「カードを裏向きにすることで、変身状態を表す代わりとしてもよい。」という規定を設けます。カードをスリーブから抜き差しする必要がなくなり、完全に変異と同じ挙動ができるようになります。

余談:
当初、この能力は「潜伏/Ambush」としていました。しかしこの単語は「待ち伏せ・奇襲」といった意味合いが強く、非クリーチャーや戦闘向きでないクリーチャーに持たせるには不自然な名前だったため変更しました。
しかしこれも、「隠蔽コストを支払って表にします」というのが不自然な感じなので、もっとよい単語があれば変更したいところです。


●幻想マナ・シンボル/Visionary mana symbolとナイトメア
(正面)戦慄球 (2)(@)
クリーチャー―ナイトメア (コモン)
((@)は無色のマナ1点で支払うことができる。)
戦慄球が死亡したとき、クリーチャー1体を対象とする。戦慄球はそれに3点のダメージを与える。
隠蔽(2)(@)(@)(あなたはこのカードを変身状態でプレイしてもよい。いつでも隠蔽コストを支払ってそれを正面に変身できる。)
3/0

(背面)洞窟
幻想マナ・シンボルは新しいマナ・シンボルです。それは無色のマナ1点でのみ支払うことができ、色マナでは支払えません。

幻想マナ・シンボルをマナ・コストに持つカードは、すべてタフネスが0のナイトメア・クリーチャーです。それは隠蔽と死亡誘発能力を持ちます。すなわち、感覚的にはスペルのような働きをします。

幻想マナ・シンボルは、カードの色を定義しません。(ナイトメアは無色のクリーチャー・カードになります。)
何らかの効果により(@)で示されるマナがマナ・プールに加えられる場合、それは無色のマナ1点を加えます。


●拡大/Magnify
ちぐはぐな整列 (2)(白)
ソーサリー (コモン)
1/1の白の兵士・クリーチャー・トークンを2体配置し、その後拡大を行う。(あなたがコントロールするクリーチャー・トークン1体の元々のパワーとタフネスをそれぞれ2倍にする。)
「不思議の国のアリス」でおなじみ、巨大化です。「居住」が数を増やすのに対し、こちらはサイズを増やします。

注釈文にある「元々のパワーとタフネス」とは、コピー可能な値としてのパワーとタフネスのことです。つまり 、オーラ・装備品・+1/+1カウンター・その他の継続的効果は考慮しません。

これは、コピー可能な値を変化させます。 すなわち、同じトークンを1回、2回、3回、4回、 ・・・と「拡大」していくと、パワー・タフネスは最初の値の2倍、4倍、8倍、16倍、・・・となります。

プレイヤーは、トークンの現在のパワー・タフネスの値を明確に示す必要があります。 サイコロやおはじき等を置いて表すか、またはそのトークンを表現しているトークン・カードを別の適正なものに交換することも認められます。
そのための特別な、オーバーサイズのトークン・カードを配布します。(ま、オリカなので実際には配りませんが。)


キーワード・メカニズムは以上となります。
マナ・シンボルを含めて3個というのは、現代的な大型セットとしてはとても少ないです。アイデア自体は色々ありましたが、すべて没にしました。
また、キーワードにならない種族別メカニズムが多くあるため、あまりメカニズムを入れるスペースがないのです。

種族別メカニズムについては、また別に書こうと思います。
自作セット「エルナダート」
●概要
http://bluemen.diarynote.jp/201310250540031921/
●メカニズム
http://bluemen.diarynote.jp/201310250503196120/
●テンプレート変更
http://bluemen.diarynote.jp/201310250536461496/
●部族紹介
その1 http://bluemen.diarynote.jp/201311091129226102/
その2 http://bluemen.diarynote.jp/201312010043016136/

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