作成中の自作エキスパンション(名称未定)では、公式のテキストテンプレートを一部変更する。
主な理由は文章量の削減。公式もかなり洗練されているが、自分としてはまだ削れるところがあるように思う。
とはいえ、ここに書いたものを全部公式でもやってほしいとは思っていない。特に1つ目は無理だろう。

●修整値能力/Bonus Ability
カード名未定 (3)
アーティファクト―装備品 (コモン)
装備(2)((2):あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、これをつける。装備はソーサリーとしてのみ行う。)
[+1/+3]
修整値能力は装備品と一部のオーラが持つ能力で、カード右下に独自の修整値アイコンを持つことで表される。[+X/+Y]とは、「これがつけられているクリーチャーは+X/+Yを得る。」を意味する。Xをパワーの修整値/Power Bonus、Yをタフネスの修整値/Toughness Bonusと呼ぶ。各修整値はマイナスの値を取り得る 。

具現化は没にしたが、この変更は残そうと思う。修整値を参照する効果も作る。

●「修整」の削除
カード名未定 (1)(白)
インスタント (コモン)
クリーチャー1体を対象とし、それをアンタップする。それはターン終了時まで+1/+3を得る。
「修整(を受ける)」という単語は英語オラクルには無く、日本語版独自のものである。ルール上必要な単語ではないので削除する。
能力の種類別を説明するときには便利かもしれないが、「召喚酔い」と同じ俗語としてで十分だろう。
というより、修整値能力のほうで修整という単語を使いたいだけなのだけど。

●作成する/Create
カード名未定 (4)(青)
クリーチャー―植物 (コモン)
CARDNAMEが戦場に出たとき、飛行を持つ青の1/1の昆虫・クリーチャー・トークンを1体作成する。
1/5
トークンを戦場に出すことを「作成する」と表記する。
トークンは戦場にしか出ないのに、「戦場に出す」とわざわざ書いているのに前々から違和感があった。トークンがどこからともなく出現するのと、《ゾンビ化》等でカードの領域を移動させるのとではだいぶ違うように思うのだが、同じテキストが使われていることにも。

自作セットには「拡大」があるので、トークンを出すカードも豊富にある。日本語ではたいした違いはないが、自分はオリカは基本的に英文テキストで起こしているので「Put ~ onto the battlefield」が非常に長く感じる。

なお、他のプレイヤーのコントロール下で戦場に出す場合は「そのプレイヤーは(トークン)を作成する。」と書く。
例えば、《禁忌の果樹園》は以下のようになる。
あなたがマナを引き出す目的で禁忌の果樹園をタップするたび、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは無色の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体作成する。
M10でのルール変更があったからできることとも言える。トークンのオーナーも分かりやすくなると思うのだがどうだろう。

コメント

nophoto
通りすがり
2013年8月28日15:56

修整値能力は、ゲームをプレイする上で見やすくて良さそうですね。


例えば、人間・クリーチャー・トークンが作成された時、《教区の勇者》の能力は誘発するのでしょうか?
“作成する/Create”が「~トークンを戦場に出す」を意味するなら、誘発するのかもしれませんが、それは“作成”がEtB能力を誘発させるものだと覚える必要があり、初心者には優しくありません。

あと、作成する/Createという単語では、あらゆるトークンが非生物っぽく感じてしまいます。
カードゲームをプレイしているプレイヤーの視点からなら「トークンを作成する」のかもしれませんが、ゲーム内の出来事っぽくはなく、個人的には『MTG』的な表現ではないと思います。

ご参考までに。

BluE
2013年8月28日16:51

>通りすがりさん
ご意見ありがとうございます、参考になります。

死亡と同じく書き換えなので、《教区の勇者》は誘発します。
「Put」や「Return」が「Enters」を誘発させるようなものだと思っていましたが、確かに無駄に増やすのは良くないかもしれませんね。セットに必要な要素でも無いので、変更は見送るべきでしょうか。

「作成」の語感については失念していました。変更するなら、「死亡」のようにフレイバー的な単語がいいですね。「呼び出す/Call」とかでしょうか。ちょっと一般的すぎますかね。

お気に入り日記の更新

日記内を検索